CONCEPT

「いにしえ」と「いま」を建て続ける。
脈々と、「形」に、残る。
だからこそ、一生を賭けた仕事に。

「ちゃんとやって、当たり前」の、難しさ。

代表取締役会長  安齊 輝信

大工の家に育った私ですが、大学3年での父の急逝まで、事業を継ぐなんて、全く思っていませんでした。 大学も経済学部、手伝い程度で現場に行ったことはあっても、「仕事」としては完全に初心者。 職人さんに1つ1つ教えてもらって、なんとか動けるようになったのが、26歳位でした。

作業現場自体も作り上げる建物も、命にかかわるわけですから、ちゃんとやって、当たり前。それを生業とする難しさ・厳しさを、片時も忘れることなく、50年この仕事をしてきました。

私自身、地域のさまざまな会合に顔を出していくうちに、だんだんいろいろな人と知り合って、紹介や口コミでお引合をいただけるようになりました。

歴史ある寺社仏閣や鎌倉らしい建造物をお任せいただけるのも、温かなご縁があってこそだと思っています。
ご縁をいただいたお客様の期待に応えるよう、技術を磨き続けてきました。

古い建物を、補強して支えて、残して、未来にまでつないでいく。 私は、そんな仕事が大好きで、社長職を譲った今これからも、まだまだ現場に足を運ぶつもりです。

自ら木肌を触って削って・・・「えっ?」というご要望を「建物」として実現していく。

代表取締役社長  井上 博登

令和元年を迎え、後継者として社長に就きました。 私自身は建築学科を卒業後、ゼネコンに就職し現場監督として昼夜問わずの仕事に追われていました。
当時から、監督業務そのものよりも、現場で「つくる」作業が好きで、現場の職人さんにいろいろ教えてもらっては、帰宅してから自分でDIYで試してみたりしていました。
限られた時間の中で、自身のスキルアップに繋げたいと考え前社を退職。それと同時期に弊社が多忙を極めた時期が重なり、「ちょっと手伝ってくれないか?」と妻の父である現会長が声をかけてくれました。
その日以来そのまま、自然と、現在に至っています。

役割としては現場監督者ですが、営業+プランニング+現場監督+職人―を全て時と場合で担う感じです。
自分で木肌を触り、木目の向きを確かめて、削っていく。教科書どおりでは済まない「現場」で自分が埃まみれになることが楽しい。
だからこそ、お客様やデザイナーさんと、チームになってものづくり・家づくりができるのではないか、と思っています。
「えっ?この場所でこうするの??」というような、現場では思いつかないお客様のご要望を、「建物」として実現する方法を探る。
難題にぶちあたった時ほど、完成時の喜びは大きく、何ものにも代え難いやりがいです。

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